ソフトウェア開発メモ

日々のソフトウェア設計、実装で考えている、気づいた事を書いています。それが真実か否かは保証しません。悪しからず。

オブジェクト指向のデータ構造的意味論。

 オブジェクト指向(というか抽象データプログラミング。そう言い方はしないのでオブジェクト指向)はクラス(ネーティブ型もここではクラス)を秩序を保ってまとめ上げて新しいクラスを作り上げるにすぎない。

 それらがいろいろ再帰的に合成されて、基盤ライブラリ、UIフレームワーク、モデル、サービス、UIコントローラー、ビュー、アプリと合成されて、ある種の複合データ構造を形成していく。

 責務もそれに伴い、平、主任、係長、課長、部長、事業部長、社長と会社組織のよう巨大化していく。

 というわけでオブジェクト指向設計とは複合的なデータ構造を作る作業であり、ドメインモデルや問題領域の基本的な秩序を与え、アーキテクチャは駆動環境の基本的な秩序を与える。したがって、データ構造の一部に手を入れると意識を保って作業しなければ、オブジェクト間の連携は壊れ、シスエムは崩壊する。